「微アル元年」ともいわれる2021年は、「アサヒ ビアリー」をはじめとする微アルコール飲料が続々と登場しています。
ノンアルコール商品も数多く存在する中で、あえての「微アル」はアリなのか? 酒好きにとって満足いくおいしさなのか? そんな疑問を抱きつつ、今回飲み比べすることにしました。

・ゲームをしながら
・お気に入りの映画を観ながら
・平日飲みのお供に
・明日は早起き、でもちょっとだけ飲みたい
何かを楽しみながら少しだけ飲みたい、お酒に酔いたいのではなく心地よい時間を過ごしたい。「微アルコール」という新たなジャンルの登場により、飲み方の選択肢が広がりつつあります。
もちろん運転する時はNG!
注意したいのはアルコールが含まれているため、運転される方・20歳未満の方・妊娠授乳中の方は飲用NGという点。ノンアルコールではなく、微量でもアルコールを含んでいるということをお忘れなく。
麦のうまみを感じる「アサヒ ビアリー」

アサヒ ビアリー 希望小売価格:195円(税込)
それでは飲み比べしていきます!
最初に紹介するのは「アサヒ ビアリー」。麦のうまみとコクのバランスがよく、ライトな苦味も感じられます。 ガツンとくるキレはないものの、まろやかな口当たりで飲みやすい!
アサヒ ビアリー 缶 350ml

みんなの総合評価:4.40
アーバンリゾート511さん
フルーティーな味わい「アサヒ ビアリー 香るクラフト」

アサヒ ビアリー 香るクラフト 希望小売価格:195円(税込)
続いては「アサヒ ビアリー 香るクラフト」。とにかくフルーティーで、苦みが少なくまろやかな口当たりが特徴。ドイツの南部で生まれた「ヴァイツェン」のような感じです。ふわっと香る華やかな香りが、リラックスタイムにぴったり!
アサヒ ビアリー 香るクラフト 缶 350ml

みんなの総合評価:4.28
カッテミルLCQHuAGさん
アルコール0.7%「サッポロ ザ・ドラフティ」

サッポロ ザ・ドラフティ
お次は、サッポロから登場した「ザ・ドラフティ」。アサヒの「ビアリー」がアルコール0.5%なのに対して、「ザ・ドラフティ」はアルコール0.7%とやや高め。
クセがなくすっきりとした味わいで「ビアリー」と比べると「ザ・ドラフティ」の方が少し飲み口が軽く感じます。ゴクゴクと飲みたいときには、こちらがおすすめ。アルコール0.7%ですが、正直アルコール0.5%の「ビアリー」との差はあまり感じません。
サッポロ The DRAFTY 缶 350ml

みんなの総合評価:4.09
カッテミルLymgqMqさん
「ビアリー」「ザ・ドラフティ」のカロリー・糖質を比較
カロリーや糖質についても比較してみました。
・ザ・ドラフティ : エネルギー12kcal、糖質1.2g~2.2g
・ビアリー、ビアリー 香るクラフト : エネルギー33kcal、糖質7.4g
(※100ml当たり)
カロリー・糖質ともに「ビアリー」の方が高めとなっています。このカロリーや糖質の違いは味にも表れていて、麦のうまみやコク深さは「ビアリー」の方が感じられます。また価格についてはアサヒの「ビアリー」がビールとほぼ同じ価格帯であるのに対し、「ザ・ドラフティ」は第3のビールと同じ価格帯に設定されています。
(参考までに筆者はスーパーで「ザ・ドラフティ」を138円(税込)で購入)
味の好みはもちろんカロリーや糖質、価格の違いからトータル的に判断してみるのもいいでしょう。
ノンアルと微アルも比べてみた
ここでノンアルコールビールとも飲み比べてみました。お馴染み「アサヒ ドライゼロ」です。
実際に飲み比べてみると、こうも違うものかと驚くほど飲みごたえに差を感じました。たったアルコール分0.5%とか0.7%と思いますよね? ところが、そのほんの僅かなアルコール分の違いによってビールらしい味わいとなっています。その味わいの違いは、作り方の違いによるものなのです。
まずビールを作り、そこからアルコール分のみを抜いて微アルコールにするという製法を採用。いわばビール風の味にしているノンアルコールビールとは作り方から違っているわけですね。
あえてのライトなハイボール「アサヒ ハイボリー」

左:アサヒ ハイボリー3% 希望小売価格:199円(税込)/ 右:アサヒ ハイボリー 希望小売価格:195円(税込)
2021年9月28日より発売を開始した「アサヒ ハイボリー」。従来のハイボール缶といえばアルコール5%~9%の商品が主流でした。しかし、今回登場したのは“あえて”のライトなハイボール。アルコール分0.5%と3%の2種類で、まったりとハイボールを楽しめます。
シュワシュワとはじける炭酸にスモーキーな香りはまさしくハイボール。正直、ここまで本格的な香りとは思っていなかったので驚きました。それもそのはず、ニッカウヰスキー社の希少な原酒を使って香り高くまろやかな味わいにしているのだそうです。
まずはアルコール0.5%の方から飲んでみましたが言うならば、ふわっと軽~いハイボール。ウイスキーの香りがしっかりするものの、ガツンとくるようなアルコールの強さがないので気軽に飲めそう。
3%の方は、よりウイスキー感が増して飲みごたえもUP。かといって普段飲むハイボールと比べるとライトなため、とても飲みやすいです。缶ハイボールはちょっと強すぎると避けていた人も、これなら気軽に飲めるはず。
アサヒ ハイボリー 缶 350ml

みんなの総合評価:4.05
カッテミル6674892さん
自分らしい飲み方を
「微アル」って正直どうなんだろうと酒好きの筆者は思っていましたが、今回飲み比べをしてみておいしさに感動し大いにアリだと感じました。がっつり飲みたいんじゃない、ほんのり酔いたい、そんなときのお供に「微アル」という選択肢はいかがでしょうか?
稲葉じゅん コンビニスイーツの魅力にどっぷりハマり中のWebライター。どんなに忙しくてもスイーツ&コーヒーの時間は確保。食べた分は踊って消化するスタイル。
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