コロナ禍の影響もあり、コンビニおでん市場は大きく変わりました。2020年からはストックできる「チルドおでん」が主流となり、チルドおでんの人気が急上昇。そして、その勢いは2022年冬も変わりません。
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筆者自身、首都圏内のコンビニ多数回りましたが、セブンイレブン以外でレジ横おでんを見かける率が少なめ。コンビニおでん界も新しい波が来たのかもしれませんね。
この記事では、2022年11月に販売されていた、コンビニ各社(ファミリーマート・ローソン・セブンイレブン)のおでん5品をピックアップ。具材満足度(具材の状態や大きさなどで判断)順にランキング形式としてまとめました。
第1位:レジ横のおでん(セブンイレブン) 具材満足度:★★★★★

レジ横のおでん(セブンイレブン)
セブンイレブンでは、レジ横のおでんが多数ありましたので買ってみました。
筆者が購入したのは、「味しみたまご」110円(税込)、「味しみ大根」105円(税込)、「味しみこんにゃく」105円(税込)、「ふんわりはんぺん」110円(税込)の4種類。チルドおでんと比較するとお値段はやや高め。
具材の大きさはごく普通ですが、よく煮込まれています。特に大根は箸ですっと切れるくらいに柔らかく、ねりものや大根っぽい味わいがしみこむおでんのつゆがしっかりと染み込んでいて心地の良いおいしさに。中でもはんぺんは、口の中に入れた瞬間にじゅわっとおでんつゆがあふれ、ふんわりした口あたりで最高ですね。レジ横おでんは最高です。
具材満足度 ★★★★★
第2位:おでん 550g(ローソン) 具材満足度:★★★★☆

おでん 550g(ローソン) 価格:208円(税込)
ローソン「おでん 550g」208円(税込)は、7種(大根・昆布・玉子・ごぼう巻・ちくわ・こんにゃく・さつま揚げ)を入れてかつおだしで煮込んだチルドタイプのおでん。
後述するチルドタイプのおでんの中では最もおでんつゆの味わいがしみこんでおり、満足度高め。大根が一番わかりやすいんですが、第1位のセブンレジ横おでんと同様にやわらかく煮込まれており、口に入れるとおでんつゆの味わい深さも感じられます。具材はレジ横おでんよりも若干小さめですが、お値段を考えると妥当といえるでしょう。なお、おでんつゆはかつお系統です。
具材満足度 ★★★★☆
第3位:8種8品目の具材和風だし香るおでん(ファミリーマート) 具材満足度:★★★★☆

8種8品目の具材和風だし香るおでん(ファミリーマート) 価格:240円(税込)
おでんの定番具材8品目(大根・たまご・こんにゃく・結びしらたき・ちくわ・さつま揚げ・鶏だんご・昆布)が入ってお得感のあるファミリーマート「8種8品目の具材和風だし香るおでん」240円(税込)。
かつおの味がよく出ているコンビニおでんつゆが多い中、本品は「昆布」がベースでかつおの香りも漂います。昆布系つゆが好きならばおすすめ。大根が固く、味の染み込みはいまいちでした。しかし、8品入っていて満足度は高め。
具材満足度 ★★★★☆
第4位:おでん 1人前(セブンイレブン) 具材満足度:★★★☆☆

おでん 1人前(セブンイレブン) 価格:267円(税込)
セブンイレブン「おでん 1人前」267円(税込)は、厚切り大根・玉子・さつま揚・焼ちくわ・こんにゃく・昆布・豆腐揚げボールの7品目が入っています。
かつおと昆布を使ったおでんつゆですが、かつおがメインですね。大根はやや固めで味の染み込みはもう一歩踏み込んでほしいものです。第3位のファミマチルドおでんと具材の状態はさほど変わらないものの「品目がひとつ少ないのにお値段はセブンの方が高め」という点は気になるところ。
具材満足度 ★★★☆☆
第5位:にんべん白だし使用 カップおでん(ファミリーマートで購入) 具材満足度:★★☆☆☆

にんべん白だし使用 カップおでん(ファミリーマートで購入) オープン価格
ファミリーマートで購入の「にんべん白だし使用 カップおでん」オープン価格。他コンビニやスーパーでも取り扱っています。多くのチルドおでんは電子レンジ不可ですが、こちらは電子レンジ調理ができて助かりますね。
小さなカップの中に、だいこん・たまご・こんにゃく・ちくわ・鶏つくねの5種類入っています。なお、電子レンジ加熱なしでも食べられます。お皿も不要だから、余計な洗い物が出ません。いざという時にあると便利。
おでんつゆのベースはかつお節で、あっさり気味。第1位~第4位と比較すると、少々具材が小さめかつ練り物感が強めです。便利さはダントツ1位ですが、味が追い付いていない印象を受けます。とはいえ、チルドおでんとしては、諸々平均的に仕上がってはいると思います。
具材満足度 ★★☆☆☆
2022年-2023年もチルドおでんが優勢
2022~2023年も引き続き、コンビニではチルドおでんが優勢のようです。ローソンでは、レジ横おでんではなくレジ横焼き芋が登場しており、レジ横おでんからチルドおでんへとシフトする流れなのかもしれませんね。
おでんは食事のメインおかずとしても活用できる点を考慮すると、お手頃価格。この冬もあったかいコンビニおでんを食べて、身体をあたためてみませんか。
相場一花 フードライター。2児の母で、コンビニ・スーパーの商品を年間100食以上食べ比べる。現在「ヨムーノ」「Yahooクリエイターズプログラム」などに原稿寄稿中。雑誌「LDK」「レタスクラブ」「週刊プレイボーイ」などで食の専門家として出演実績あり。
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