朝起きたら、泣いていた。いつものことだ。花粉症の季節である。
目もゴロゴロすれば、鼻もムズムズする。この時期ばかりはどうしようもない。
クチコミしたい商品を探すべく「カッテミル」を探してみたところ、とんでもなく「こわ〜い」製品に出逢ってしまった。「のどぬ~るぬれマスク 就寝用プリーツ」である。
今回はこの製品で「恐怖体験風」なクチコミを残そうと思う。
超・青ざめた話 ひとりで潤ってはいけない
出張のときの話です。
仕事後、ホテルに戻るとフロントの……仮にTさんとしておきましょう。
Tさんがあたしに「これ必要ではありませんか?」って「のどぬ~るぬれマスク 就寝用プリーツ」を差し出した。
あたし、おや〜っと思いましてね。というのも、Tさんには、その日のどがつらいなんて伝えてなかったんだ。
その夜、パッと顔に、貼っつけた。するとイガイガがな〜んにもない。
翌日、部屋は異様に寒かったそうです。
恐怖体験風な口コミの作り方
こういった「こわ〜い」商品に遭遇したときは、ココに注目!
・ネーミング
・パッケージデザイン
今回特に注目したのは、パッケージの「青い人」。
彼(?)の青ざめた表情は、果たして安眠から来るものなのか、恐怖体験から来るものなのか。また、商品名の中の『〜』が醸し出す恐怖感も相当だ。
「こわ〜い話」の書き方トリビア
その他にも、
アルファベットで仮名を入れる
擬音を多用する
急にだ・である調にして文章に緩急をつける
最後を「そうです」でしめる
など色々とテクニックがあるのでぜひ試してもらいたい。
でも……そんなクチコミ、その後いっさい出なかったそうです
なんてことになると、また「こわ〜い」!
「のどぬ~るぬれマスク 就寝用プリーツ」のクチコミを見る
自分の「買ったモノ」からクチコミしてみる
神田桂一
一般企業勤務の後、週刊誌の記者を経て、フリーに。『ケトル』『POPEYE』などで執筆、初の著書『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(菊池良共著、宝島社)が続編と合わせて累計15万部のベストセラーに。
次回は4月上旬に更新予定です!